2025年桜花賞の予想
- ◎ 2エリカエクスプレス
〇 7エンブロイダリー
▲ 9アルマヴェローチェ
△ 6ビップデイジー
桜花賞の傾向
-
2歳のG1阪神JFと同じ舞台阪神1600mということから阪神JFで好走した馬が桜花賞でも好走することが目立ちます。
ステップレースは同じ阪神1600mのチューリップ賞が数年前までは断然でした。
最近になって、阪神JFからの直行の方が優勢になっています。
阪神JFは連対が絶対条件と思われます。(連対馬が出走していない時は最上位馬は考慮する)
前走も連対している馬が断然よく、次点として3着以内で考える形になります。
前走惨敗からの巻き返しは重馬場か不良馬場の時のみに考えるとします。
フィリーズレビューの勝ち馬はかなり苦戦しています。
今年の桜花賞
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阪神JFを制したアルマヴェローチェが直行したことでこの馬が中心になります。
有力馬があと2頭います。
フェアリーSを圧勝したエリカエクスプレスと
クイーンCを快勝したエンブロイダリーです。
予想としては上記3頭の三つ巴と考えています。
私が考える桜花賞の特徴
(独断と偏見あり)
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・2勝以上、連対率50%以上が基本。
1勝馬はキャリア3戦以内の馬は連対率66%以上で複勝率100%、キャリア4戦以上の馬は2走以上前に重賞を連対している。
・前走2着以内が基本。
3着以下に負けた馬は重賞勝ち(最低でも連対経験)必要。
(ただし、本番か前走が重馬場、不良馬場の時は例外)
・ステップレースはチューリップ賞が断然有利。休養明けは前走G1を3着以内か重賞勝ち。
クイーンC組は連続連対必要。
フィリーズレビュー組は1勝クラス以上の1600mで勝っているか、阪神JFで3着以内、前年に重賞勝ちがある。
エルフィンS組は2勝以上で複勝率100%。
フラワーC組は連勝中かつ連対率100%。
上位人気馬の考察
エンブロイダリー
クイーンCを1:32.2の好タイムで快勝しての参戦です。
出走馬の中でも数少ない3勝馬であり有力の1頭です。
データで見るとクイーンC勝ち馬は過去10年で連対馬がいません。
過去30年に遡っても勝ち馬がいません。
このデータを覆せるか注目しています。
エリカエクスプレス
フェアリーSを圧勝して2戦2勝で参戦してきました。
データで見るとフェアリーSの勝ち馬は2009年から16年間連対馬ゼロで3着が3頭しかいません。
連対さえ厳しいと思われるデータになります。
個人的意見になりますが、見た目では2,3番手から騎手がかからないように抑えていく流れで最後は3馬身差の圧勝したところを見ると力は別格で、
データを覆す可能性はあると見ています。
アルマヴェローチェ
阪神JF勝ちからの直行。
近年阪神JFを連対して桜花賞直行のローテーションが多く、しかも桜花賞でも連対しています。
この流れから来るとアルマヴェローチェも有力の1頭と言えるでしょう。
懸念点とすれば阪神JFは5番人気でマークはあまりされないとポジションでしたが、
今回は人気馬の1頭でG1馬であることからマークされながらどこまでできるかになると思います。
もう1つ阪神JFが京都開催だった点もマイナスと思われます。
ビップデイジー
阪神JFを2着のあと、チューリップ賞をひとたたきして3着からの参戦です。
一昔前では一番いいローテでしたが、最近では阪神JFから直行のほうが良いステップになっているのが現状です。
データで見ると近年はチューリップ賞組はいまいちですが、過去は3着からもレッツゴードンキやアユサンのように勝ち馬もいるのでチャンスは有ると思います。
リンクスティップ
前走がきさらぎ賞2着という異例のステップで参戦しています。
データ泣かせのステップですが、きさらぎ賞ステップは過去にルージュバックという強い馬がいました。
ルージュバックは3連勝できさらぎ賞を制しており、皐月賞やダービーでも通用しそうな強さがありながら、桜花賞では1番人気で9着に負けています。
この1頭だけではデータとは言えませんが、ルージュバックでも9着に負けていることを考えるとリンクスティップは厳しいだろうというのが見解です。
ショウナンザナドゥ
Fレビューを勝っての参戦です。
この馬はデビュー戦から注目されており、ダノンフェアレディとの一騎打ちで2着になってそこから未勝利勝ちまでは良かったですが、アルテミスS3着、阪神JF4着と結果はイマイチが続いていました。
ステップレースで念願の重賞勝ちは良いのですが、桜花賞のデータではFレビュー勝ちはかなりの鬼門になります。
2005年のラインクラフト以来勝ち馬、連対馬が出ていません。データ的には厳しいと見ています。
ステップレースのデータ考察
阪神JF
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・阪神JFの上位は桜花賞でも上位になります。
・阪神JF勝ち馬の成績は過去20年で18頭中(4.5.1.8)勝率.222、連対率.500,複勝率.556
・阪神JF2着馬の成績は過去20年で18頭中(3.3.3.9)勝率.167、連対率.333,複勝率.500
以上を見ると連対馬はかなり良いと思われます。アルマヴェローチェ、ビップデイジーは有力と思われます。
阪神JF1着馬について
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近年、チューリップ賞を使うより直行の方が良いようです。
チューリップ賞を使った場合はできれば2着以内は必要と思われます。
ただし、阪神JF→チューリップ賞→桜花賞の3連勝はブエナビスタのみです。
今年は直行なので関係ありませんが、今後はこのデータは使えるかもしれません。
今回は阪神JFが京都開催だったので信頼性がそこまでないかもしれません。
阪神JF2着馬について
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2000年以降は阪神JFで連対すれば直行のほうが良いようです。
阪神JF以外のレースで1600m以上を2勝以上していないと苦戦しています。
ビップデイジーはチューリップ賞ひと叩きしている点と阪神JFが京都開催だった点が少しマイナスかもしれません。
チューリップ賞
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チューリップ賞の4着以内の馬は桜花賞でも上位になります。
チューリップ賞勝ち馬の成績は過去20年で17頭中(2.4.1.10)
勝率.118、連対率.353,複勝率.412
チューリップ賞2着馬の成績は過去20年で20頭中(3.2.1.14)勝率.150、連対率.250,複勝率.300
チューリップ賞3着馬の成績は過去20年で20頭中(2.2.3.13)勝率.100、連対率.200,複勝率.350
以上を見ると勝ち馬が断然で、連対馬もかなり良いということになります。3着馬は条件次第という感じのようです。
ただし近年勝ち馬の成績は今ひとつになっています。2018年からG2になったことも影響があるかもしれません。
チューリップ賞1着馬について
チューリップ賞勝ちから桜花賞でも好走できるには相当な実力が必要と思われます。
特にG2になった2018年以降はチューリップ賞から勝ち馬が出ておらず、
このステップが消耗するレースになりつつある可能性があるのではないかと考えています。
チューリップ賞勝ちが重賞初制覇だとかなり怪しいデータと見ています。
ハープスター、ブエナビスタ、テイエムオーシャンは重賞2勝目で余力を残してもチューリップ賞を勝っていたと思われます。
チューリップ賞勝ちで重賞初制覇で桜花賞も連対した馬はアドマイヤキッスのみです。
アドマイヤキッスは新馬戦2着→2着→未勝利戦1着→半年休養明けチューリップ賞1着→桜花賞2着でした。かなり例外と見てよいと思います。
以上から前走で初重賞制覇のクリノメイは桜花賞で好走は厳しいとみました。
チューリップ賞2着馬について
チューリップ賞2着馬はあまり実績がない馬が多くいます。
実績がなかった馬でも桜花賞で3着以内にきた馬を見ると3戦以内で連対率67%、複勝率100%というデータが必要と思われます。
実績としては1勝馬なら3戦以内で4戦以上した馬は重賞連対実績がチューリップ賞の前にあること。
以上を考えると
ウォーターガーベラは1勝馬で重賞連対実績なしでは厳しいと思われます。
チューリップ賞3着馬について
チューリップ賞3着で桜花賞を連に絡むには阪神JFで連対するほどの実績が必要です。
ビップデイジーは阪神JF連対しており、1600m以上も2勝しております。データ的に良いでしょう。
ただし、阪神JFが京都開催だった点があり、これが疑問点になります。
エルフィンS
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エルフィンSから直行の場合は2戦2勝か3戦2勝でないと厳しいと思われます。
3戦2勝がマルセリーナですが、新馬戦1600m1着→シンザン記念3着→エルフィンS1着でした。
今回のヴーレヴーは3勝していますが新馬戦1200mと1勝クラスは1400mでした。重賞も3着以内に来たことなしでは厳しいでしょう。
フィリーズレビュー
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このレースは1400mということもあり、1200m~1400mのスプリントタイプが好走し、1600mの桜花賞では距離がもたないという馬が多いようです。
数字は言うまでもなく過去20年でフィリーズレビュー3着以内の馬が桜花賞で3着以内に来た馬は、勝ち馬が3頭、2着はゼロ、3着が4頭だけです。基本は要らないと見てよいでしょう。
今年は勝ち馬のショウナンザナドゥだけは未勝利戦1600mの圧勝や阪神JF4着と、一考する余地がありそうなデータですが、2走前のクイーンC9着は厳しいデータになると思われます。
ここで連対していたら馬券的にありだったと思われます。
アネモネS
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表を見る限り、アネモネSは相当なことでないと買えないと見ます。(例えば阪神JF勝ち馬など)
トワイライトシティは1600mで2戦2勝です。一見良いように思いますが、2008年のソーマジックは3戦3勝でも3着でした。
現時点では阪神JFを連対しているか、3戦3勝でないとアネモネS組は、いらないと考えます。
クイーンC
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このレースで勝つと桜花賞では勝てないようです。
間隔と東京コースとの違いでどちらも強さを見せることができることはかなり少ないと思われます。
エンブロイダリーはデータで見る限りは厳しいと思われます。
クイーンCステップで桜花賞を好走するにはクイーンCの前に1600mの重賞で好走できる馬でないと厳しいと見ます。
ただし、エンブロイダリーはレースを見ると、2番手から直線で先頭になると後続を突き放して3馬身差の圧勝です。
この強さはデータを覆すかもしれないと考えています。
フェアリーS
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このレースは中山コースなので桜花賞には直結しないようです。
特に直行ではかなり苦戦が見られ、2馬身以上の差をつけた連勝タイプでないと買えないと見ています。
エリカエクスプレスは3馬身差の圧勝で、道中もかかりながら騎手が抑えていたのに直線では伸び切っていました。
強さは本物と見ています。
2025年桜花賞の予想
- ◎ 2エリカエクスプレス
〇 7エンブロイダリー
▲ 9アルマヴェローチェ
△ 6ビップデイジー
総括
-
今回の予想はデータをド返ししてしまいました。
フェアリーSとクイーンCを見る限り勝ち馬はG1連対できるレベルと判断しました。
特にこの2レースとも3着になったエストゥペンダが物差しになると考えたこともあります。
この2頭に割り込めるのが阪神JFの連対馬2頭と考えています。
今回で強い馬にはデータは覆されてもしょうがないと諦めモードで予想しました。
おまけ
3着馬のローテ
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アネモネS1着、チューリップ賞3着以内、クイーンC連対、フィリーズレビュー2着が有力と思われます。
エンブロイダリー、ビップデイジーの2頭が良いと思われます。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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