このブログは過去20年以上のデータを表にまとめ、2024年の安田記念を予想します。
(JRA公式サイトより:オッズは土曜日15:26時点)
2024年安田記念の予想
- ◎17セリフォス
〇18ダノンスコーピオン
▲ 4ジオグリフ
△15ヴォイッジバブル
△13ステラヴェローチェ
総括
主役不在で予想困難なレースとなりました。安田記念はリピーターが多く出るレースからセリフォスを1番手としました。
1番人気の香港馬ロマンチックウォリアーは2000mG1に成績が偏っているのでバッサリ切りました。
G1馬の復活する傾向のあるレースなのでそれを込めてG1馬2頭ダノンスコーピオンとジオグリフを候補にしました。
安田記念の傾向
ステップレースは京王杯SCかヴィクトリアマイルが一番良いと思いますが、有力馬がそのレースに出ないことも多く、バラバラになっています。
レース間隔も連闘から7カ月明けまで幅広く、なんでもありのようですが、2カ月以上(大阪杯より前)空いている馬はG1連対実績が必要になります。
牡馬G1連対経験のある牝馬が好走する傾向になっています。
リピーターが多く、前年3着以内に入った馬はまた3着以内に好走する確率は高い。
G1馬が復活して馬券に絡むことがあるレース
今年の安田記念
香港から大物G1を7勝しているロマンチックウォリアーが参戦してくることが一番の注目になります。
日本馬は去年連覇したソングラインが引退、マイル常連だったシュネルマイスターも引退し、今年は主役不在で混戦模様となっています。
次の主役を狙っているセリフォス、ソールラッシュ、ナミュールあたりが人気を分け合うかたちです。
私が考える安田記念の特徴
(独断と偏見あり)
- 前年の安田記念4着以内の馬が出走すればまずそこから考える
- 京王杯SCは5着以内でG1連対経験をもつこと。
- マイラーズカップステップは1,2着からは苦戦。3~5着でマイル重賞実績かG1連対実績があれば買い
- ヴィクトリアマイルからは牡馬G1連対実績が必要でかつ5着以内
- 間隔は2カ月以内(大阪杯まで)それ以上空いている馬はG1連対実績が必要
- 前走5着以内(G1連対実績があれば着外でも可)
上位人気馬の考察
ロマンチックウォリアー
香港馬の大物。G1を7勝しており、近走でもG1を4連勝中で参戦していました。
この馬はハッキリ言ってわかりません。G1勝ちのすべてが2000mか、2040mのレースです。これをどう見るかになります。
人気もあることから思い切って切ることにします。
ソウルラッシュ
去年のマイルCSの2着馬で安田記念の挑戦は3回目です。
一昨年は13着、昨年は9着です。東京のマイルG1の適性があやしいとみえます。
ステップでもあまり結果の出ていないマイラーズカップを勝っての参戦です。
怪しい人気馬とみます。
ナミュール
最近安田記念で好走の目立つ牡馬G1レースの勝ち馬の牝馬になります。
昨年の安田記念16着、ヴィクトリアマイルも昨年7着、今年8着をみるかぎり東京のマイルG1の適性がないとみます。
セリフォス
一昨年4着、昨年2着で安田記念の適性はかなりあるデータになります。
一昨年が前走NHKマイル、昨年が前走ドバイ、今年は前走マイラーズカップです。マイラーズカップ3~5着なら文句なしでしたが、2着なのでこれをどう見るかになります。
ガイアフォース
前年の安田記念4着馬です。この馬は臨戦過程に問題があります。
間隔が3カ月半空いており、理由が骨瘤で予定が変わってしまったことです。安田記念は7カ月明けでも勝つことがあるレースですが、基本はG1連対実績があります。ガイアフォースはG1連対がありますがダートG1のフェブラリーSです。芝のG1では4着が最高です。
骨瘤でのローテーション変更では厳しいと見ます。
パラレルヴィジョン
ルメール騎手で人気が多少上がっていますが、ステップレースがダービー卿CTです。ここからは基本買えません。圧勝で連勝の時のみと見ています。
パラレルヴィジョンは連勝ですが、1馬身、3/4馬身の連勝では力が足りないと見ます。
外国馬について
久しぶりの外国馬の参戦ですが、最近は馬券に絡んでいません。馬券に絡んだ馬は2008年まで遡ります。アルマダはマイルG1馬でG1を2着も2回ありました。
ロマンチックウォリアーは2000mのレースを続けていることでマイル適性が疑問になっていないかという点です。
ヴォイッジバブルはドバイで二けた着順ですが、それを目をつぶればマイルG1馬でG1を2着2回もあり、十分馬券に絡める可能性があるデータです。
マイラーズカップ
マイラーズカップ1着馬の成績は過去20年で18頭出走(0.1.2.15)
勝率.000、連対率.056、複勝率.167
過去29年に遡ると24頭出走(0.1.4.19)
勝率.000、連対率.042、複勝率.208
過去に勝ち馬が1頭も出ていません。2着も1頭だけです。連対も厳しいデータと見ます。
マイラーズカップ2着馬の成績は過去20年で14頭出走(1.0.0.13)
勝率.071、連対率.071、複勝率.071
過去29年に遡ると21頭出走(1.0.1.19)
勝率.048、連対率.048、複勝率.095
連対が過去に1頭のみです。3着でさえ1頭しかいません。基本切りでよいと思います。
ソウルラッシュ、セリフォスもかなり厳しいと思われます。
マイラーズカップ過去1着馬の馬柱
マイラーズカップ過去2着馬の馬柱
マイラーズカップ過去4着馬の馬柱
京王杯SC
京王杯SC2着馬の成績は過去20年で12頭出走(0.2.0.10)
勝率.000、連対率.167、複勝率.167
過去30年に遡ると20頭出走(1.3.0.16)
勝率.050、連対率.200、複勝率.200
馬券に絡む確率はかなり低いと思われます。
G1連対経験か3連勝以上の勢いが必要と思われます。
レッドモンレーヴはかなり厳しいと思います。
京王杯SC過去連対馬の馬柱
ヴィクトリアマイル
ヴィクトリアマイルのステップは牡馬G1を連対実績ない馬は難しいと見ます。
フィアスプライドは牝馬G1のヴィクトリアマイルのみしか連対していないので安田記念では厳しいでしょう。
ヴィクトリアマイル連対馬の馬柱
ダービー卿CT
ダービー卿CT勝ち馬の成績は過去20年で11頭出走(2.0.0.9)
勝率.182、連対率.182、複勝率.182
過去29年に遡ると18頭出走(2.0.0.16)
勝率.111、連対率.111、複勝率.111
勝ち馬の2頭は2015年のモーリスと2010年のショウワモダンです。
どちらも連勝で、モーリスは3馬身半差勝ちで3連勝をかざって挑んでいます。
ショウワモダンはダービー卿のあとにメイSを勝って連勝で挑みました。
今年のパラレルヴィジョンは連勝ですが、1馬身勝ち、3/4馬身差勝ちの連勝では厳しいと見ています。
ダービー卿CT1着馬の馬柱
高松宮記念
高松宮記念を使って安田記念に馬券に絡んでいる馬は殆どがG1馬(ファリダット以外)になります。
ウインカーネリアンはG3までしか勝ちがありません。実績的に厳しいと見ます。
中山記念
中山記念を使っている馬もG1級の馬でないと馬券に絡むのは厳しいと思われます。
ドーブネは2歳G1の経験しかなく、特に連対もしていません。実績で厳しいと思われます。
ジオグリフは皐月賞馬なので状態次第かと思われます。
東京新聞杯
同じ東京1600mですが、あまり関連はないようです。
東京新聞杯から安田記念直行はほぼ来ないといってよいと思います。
ウインカーネリアンは高松宮記念を挟んでいますが、高松宮記念からのステップから来れる実績ではないので要らないと見ます。
前年の安田記念
前年の安田記念とかなり関連があると思われます。
前年4着以内に来た馬は状態が良ければ好走できると思います。
セリフォス、ガイアフォースともに近走は好走しているので十分馬券に絡めると見ます。
前年の安田記念2着馬の過去の馬柱
例は少ないですが、セリフォスは香港マイルとマイルCSを着外に負けているところが気になります。3着の方が可能性がありそうに見えます。
マイルCS
マイルCSと安田記念を連勝するにはかなり実績が必要になります。
ナミュールが勝つのは実績が足りないと見ます。
ソウルラッシュも安田記念とマイルCS両方で連対できるほどの実績ではないと見ます。
前年のマイルCS1着馬の過去の馬柱
マイルCS1着馬でその後に安田記念の馬券内に入るには基本的に前年の安田記念を好走していないと厳しいと見ます。セリフォス、シュネルマイスター、インディチャンプ、モーリスの4頭すべて前年の安田記念4着以内でした。
ナミュールは前年の安田記念が16着です。適性がない可能性があります。
前年のマイルCS2着馬の過去の馬柱
マイルCS2着馬に関しても前年の安田記念で4着以内のような好走歴がないと厳しいデータになります。ソウルラッシュは前年の安田記念は9着なので要らないでしょう。
富士S
G1級の場合は馬券を考慮する必要があると思われます。
ナミュールはマイルCSも勝っており、G1馬なので富士S勝ち馬の中では買えるタイプになります。
レッドモンレーヴは要らないタイプになると思われます。
3着馬のローテ
マイラーズカップ入着馬が断然です。次点として京王杯SC入着馬、大阪杯入着馬、その他としてG1馬でしょうか。
ソウルラッシュ、セリフォス、ジオグリフ、ダノンスコーピオンあたりでしょうか。
2024年安田記念の予想
- ◎17セリフォス
〇18ダノンスコーピオン
▲ 4ジオグリフ
△15ヴォイッジバブル
△13ステラヴェローチェ
総括
主役不在で予想困難なレースとなりました。安田記念はリピーターが多く出るレースからセリフォスを1番手としました。
1番人気の香港馬ロマンチックウォリアーは2000mG1に成績が偏っているのでバッサリ切りました。
G1馬の復活する傾向のあるレースなのでそれを込めてG1馬2頭ダノンスコーピオンとジオグリフを候補にしました。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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