2024年NHKマイルCの予想
- ◎14アスコリピチェーノ
〇16ジャンタルマンタル
▲ 5ボンドガール
△ 2ノーブルロジャー
△ 4イフェイオン
総括
アスコリピチェーノとジャンタルマンタルは甲乙つけがたいデータとなり、牝馬が好走しているレースなのでアスコリピチェーノを本命にしました。
アスコリピチェーノは年明け2戦目が未知数、ジャンタルマンタルは皐月賞3着馬は連続3着になる可能性がネックと見ています。
ボンドガールも今年2戦目がマイナスの可能性があり1勝馬で未知数です。
ノーブルロジャーは毎日杯が重馬場、3戦しか経験がないことなどがマイナスになります。
イフェイオンは穴の1頭として挙げました。東京は未経験なので未知数に賭ける感じになります。2018年のプリモシーン(5着)に近いので馬券に絡むのは難しいかもしれません。
NHKマイルCの傾向
今年のNHKマイルC
私が考えるNHKマイルCの特徴
(独断と偏見あり)
- 皐月賞5着以内で出走した馬は本命候補。桜花賞5着以内で出走も同等と見ます。
- NZTの勝ち馬は苦戦で無敗馬のみ考慮。NZT2,3着馬は安定した成績があれば狙える。
- アーリントンCは2018年から中2週になりトライアルの一つになったのでまだデータは構築途中になります。
- 間隔は中8週(2カ月まで)
- 前走着外の巻き返しは1400m以上のオープンか重賞勝ちが必要。前走が2カ月半以上空いた場合は二桁着順からも巻き返し可能とみます。
上位人気馬の考察
アスコリピチェーノ
新潟2歳Sを勝って、阪神JFを3カ月半ぶりでも勝った馬です。桜花賞ぶっつけ2着からの参戦は予定通りと思われます。
ここでは人気通りの本命候補になります。
懸念点としては2019年のグランアレグリアが鉄砲で桜花賞を勝った後にNHKマイルを5着に負けていたことです。
ジャンタルマンタル
2019年のアドマイヤマーズの成績に似通っています。見た目の強さも問題なくここでも本命候補でよいでしょう。
1点の疑問点とすると、皐月賞の3着馬はNHKマイルカップでも3着になりやすい可能性があるということです。(皐月賞3着馬は過去2頭だけ参戦しており、メイショウボーラー、タニノギムレットがNHKマイルカップも3着でした)
ボンドガール
レベルが高いと言われた新馬戦を勝ってサウジアラビアRC2着の後、右足の外傷(打撲)のため阪神JFを回避しています。半年ぶりのニュージーランドTを2着からの参戦です。
力は問題ないと見ます。状態が良ければ勝ち負けできると思います。
データでもニュージーランドTを勝たなかったのが良いと思われるのでここで上昇すれば期待はできます。
ディスペランツァ
アーリントンCの勝ち馬ですが、アーリントンCのトライアルは2018年からなのでまだデータが少ないです。2歳G1のホープフルSを9着に負けていることから実績には疑問が残ります。
現時点では期待値は低いとみて切ります。
ゴンバデカーブース
デビュー2連勝でサウジアラビアRCを制した後、ホープフルSを感冒で回避、喉の手術、ザ石などでぶっつけになり、かなり状況は厳しいと見ています。
NHKマイルカップは当初は休養明けも来たレースですが、アーリントンCがトライアルになり、桜花賞、皐月賞もステップになることから休養明けはかなり厳しいと思われます。
ここでは力があっても入着までと考えています。
皐月賞
皐月賞ステップは過去20年のデータをみても、よいステップと思われます。特に6着以内からの参戦は期待できると思います。
ジャンタルマンタルは皐月賞3着からの参戦で、過去の勝ち馬のアドマイヤマーズとかなり似た成績になっています。有力馬の1頭になります。
ウォーターリヒトは1勝馬でNHKマイルにあまり関連のないきさらぎ賞2着馬では、皐月賞16着から巻き返すのは厳しいと見ます。
皐月賞ステップ(一けた着順)について
この馬柱を見るとアドマイヤマーズとかなり似ているのでジャンタルマンタルは有力馬として切れません。
全体に見ても皐月賞で入着していればかなり有力、着外だった場合はその年に3着以内の実績が欲しいところです。
また、2歳のマイル重賞勝ちがある馬はかなり有力と見ます。
朝日杯
勝ち馬が出てきたときは十分可能性があると見てよいでしょう。ただし、朝日杯FSはレベルが年によってかなりばらつきがあります。
2023年ドルチェモアは休養明けにNZT7着からNHKマイルカップは12着、2012年のアルフレードは休養明けにスプリングS12着からNHKマイルカップは2着に入っています。
この場合は取捨選択が難しいと思われます。基本的には朝日杯を勝った馬では、年明け2戦してどちらかで5着くらいまでに入ってくれば買ってよいと思われます。
NZT
中山1600mのG2のためか、勝ち馬はことごとく負けています。ただし今年のエコロブルームは骨折が判明し、回避となりました。
NZT1着馬は無敗馬のみ買い
NZT2着馬に関しては連対率6割以上か、2走以上前にオープン勝ちか1600m重賞3着以内があること
NZT3着馬は連対率5割以上とみます。
馬柱を見るとNZT2着馬は
2勝馬で安定感のある馬が好走しているように思います。
ボンドガールの1勝馬をどう見るかになります。
NTZ3着馬は去年シャンパンカラーが勝ちました。
キャリア4戦の未知数があったと思います。
ボンセルヴィーソが3着になっていることを考えると連対率は5割は欲しいと思います。
グランプリボスは朝日杯の勝ち馬なのでかなり例外になるかもしれません。
それでも連対率5割でした。
ジョーカプチーノも3勝しており連対率は5割以上ありました。
今年の3着馬ユキノロイヤルは連対率は.333です。
東京コース10着もあり、中山に成績が偏っているのが厳しいデータになります。
アーリントンC
このレースは2018年から中2週のトライアルレースになっており、まだデータの構築の段階です。中2週になってから馬券に絡む事が多くなっていますが、3着までが多く、連対したのは6年でダノンスコーピオンのみです。
現時点では連対率6割はほしいところです。タワーオブロンドンが負けていることで、1500m以下のレースを3勝以上している馬は切ったほうが良いかもしれません。
アーリントンカップ1着馬について
オオバンブルマイ、ダノンスコーピオンはともに2歳時点でオープン以上の勝ちがありました。
ディスペランツァは1勝クラスの勝ちからの連勝になります。
まだデータは少ないのでわかりませんが、ちょっと足りないと思われます。
このタイプなら4戦以内で連対率が.750以上が欲しいと思います
アーリントンカップ2着馬について
ギルテッドミラーはキャリア6戦で連対率.667
カテドラルはキャリア5戦で連対率.600
アレンジャーはキャリア8戦で1勝、連対率は.500です。
足りないと見ます。
アーリントンカップ3着馬について
レッドヴェイロンはキャリア6戦で連対率.667
チャンネルトンネルはキャリア5戦で連対率.400です。
足りないと見えます。
ファルコンS
中京の1400mということもありかなり関連性はないレースと思われます。
過去の馬券に絡んだ馬は7頭いますが、直行した馬は3頭のみです。
3頭のデータを見ると連対率.667以上でファルコンS以外でオープン勝ちか1600m以上の連対がありました。
ダノンマッキンリーは1勝クラスまでしか勝ちがない中でファルコンS勝ちからの直行です。厳しいと思われます。
インパルスヒーローは4戦で連対率10割、3連勝中というかなり例外的な成績でした。
毎日杯
2010年までは毎日杯を勝った馬は最有力の馬でした。
近年は勝ち馬の参戦はなく入着馬の参戦が良くみられます。
今年のノーブルロジャーはキャリア3戦と浅い経験なので買うしかない状況です。ただし、今年の毎日杯は重馬場でした。これはかなりマイナスになると思います。
2020年のサトノインプレッサが3戦3勝でで挑みましたが、重馬場2連勝して、毎日杯は稍重でした。良馬場の経験がなかったのはかなりのマイナスだったと思われます。
ノーブルロジャーは良馬場のシンザン記念を勝っているので違うかもしれませんが、良馬場の東京1600mとはかなり違うレースと思われるので取捨選択が難しいところです。
サトノインプレッサは毎日杯稍重でNHKマイル13着でした。
マウントシャスタは毎日杯重馬場でNHKマイル失格でした。
ノーブルロジャーはどうなるでしょうか
桜花賞
桜花賞のステップはかなり良いステップレースと思われます。桜花賞5着以内からの参戦は10頭中(3.2.0.5)連対率5割あります。
桜花賞2ケタ着順からも巻き返しがあり、オープン以上の勝ちがあり、桜花賞を2カ月半以上空けて出走した馬は2ケタ着順からも巻き返せると見ています。
アスコリピチェーノは有力の1頭になります。
イフェイオンもフェアリーSを勝っており、3カ月空けて桜花賞を使っているのでもし力があればここでも好走できる可能性はあると思います。
グランアレグリアが桜花賞を鉄砲で勝ってNHKマイルで負けたことを考えるとアスコリピチェーノも今年2戦目がネックになるかもしれません。
阪神JF勝ち馬が普通に桜花賞好走後に参戦してくればかなり有力と思われます。
桜花賞着外馬について
たまにしか来ないので取捨選択が難しいところです。
イフェイオン、マスクオールウィンはともに3カ月明けで桜花賞を挑んでおり、
巻き返しの可能性はあると思われます。
着外から来たソングラインとピンクカメオは連対率.667以上、1600m勝ちありでした。
どちらも桜花賞は2カ月半空けて余力残しでの桜花賞参戦でした。
イフェイオンは1600m勝ちありますが連対率.500,
マスクオールウィンは連対率.571で1600m勝ちはありません。(1600m重賞連対あり)
どれかのデータを目をつぶれば連に絡めるのではないかと見ています。
共同通信杯
このレースは東京の1800mなので、ここで好走出来る馬はかなりNHKマイルでも好走できる可能性があるかと思います。
今年のジャンタルマンタルは2019年のアドマイヤマーズとほぼ同じパターンなので十分有力になると思います。
スプリングS
このレースで3着以内に入っていれば有力と見てよいと思います。ただし、皐月賞を挟んで着外になる馬はかなりマイナスになります。
皐月賞を着外かスプリングSを4着以下に負けている馬は1600mの重賞勝ちの実績は必要と見ます。
チャンネルトンネルは1勝馬で実績が足りないので要らないと見ました。
きさらぎ賞
このレースはほぼ関係ないレースと見てよいと思われます。
ウォーターリヒトは東京1600mのG1には合わない実績と思われます。
シンザン記念
このレースは京都1600mなので京都適正がある馬が好走できることがあるので、シンザン記念以外のマイルでも好走できる馬でないとNHKマイルでの好走は厳しいでしょう。
ノーブルロジャーは毎日杯を2着に来ており、東京1600mの適性はあるかと思われます。
ジュニアカップ
中山の1600mなのでかなりタイプが変わると思われます。
このレース以外での実績があってNHKマイルを買える馬になると思います。
キャプテンシーはNZT16着からでは厳しいでしょう。
チャンネルトンネル、アレンジャーともに他の実績が足りないと思われます。
3着馬のローテ
目立つのは2歳のマイル重賞勝ち馬です。
筆頭はジャンタルマンタルになります。アスコリピチェーノ、ゴンバデカーブースもありかもしれません。
最近ではアーリントンCの馬が良く来ており、ディスペランツァ、アレンジャー、チャンネルトンネルもよいでしょう。
2024年NHKマイルCの予想
- ◎14アスコリピチェーノ
〇16ジャンタルマンタル
▲ 5ボンドガール
△ 2ノーブルロジャー
△ 4イフェイオン
総括
-
アスコリピチェーノとジャンタルマンタルは甲乙つけがたいデータとなり、牝馬が好走しているレースなのでアスコリピチェーノを本命にしました。
アスコリピチェーノは年明け2戦目が未知数、ジャンタルマンタルは皐月賞3着馬は連続3着になる可能性がネックと見ています。
ボンドガールも今年2戦目がマイナスの可能性があり1勝馬で未知数です。
ノーブルロジャーは毎日杯が重馬場、3戦しか経験がないことなどがマイナスになります。
イフェイオンは穴の1頭として挙げました。東京は未経験なので未知数に賭ける感じになります。2018年のプリモシーン(5着)に近いので馬券に絡むのは難しいかもしれません。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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