フェブラリーSの傾向
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中央競馬のダートG1レースは現時点ではチャンピオンズカップとこのレースの2つのみです。
チャンピオンズカップが中京の1800mに対しフェブラリーSは東京の1600mで両方好走する馬は少ない状況です。
また、本当に強い馬は海外挑戦してしまう時期のため地方G1で2,3勝レベル
か、中央競馬ではG3とG2で勝ち負けできれば十分来れるレースとなっています。
今年のフェブラリーS
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これといった本命馬がおらず、人気上位馬はステップが東海S2着からのオメガギネス、東京大賞典2,3着からのウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデでなかなか信頼がおけるデータではありません。
根岸S組は着外の2頭のみしか出走しません。
十分波乱要素があるとみています。
私が考えるフェブラリーSの特徴
(独断と偏見あり)
- 勝ち馬は中10週(前走チャンピオンズC)以内。2,3着もほぼ同じだが、過去20年で中14週が2着馬1頭と3着馬1頭の合わせて2頭のみ。
- 前走チャンピオンズC以外なら4着以内、明け4歳だけ例外。
- 中央の重賞2勝か中央G1で入着実績あり。地方G1なら3勝以上。4歳馬は重賞1勝でも可
2024年フェブラリーSの予想
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◎ 4ドゥラエレーデ
〇 5オメガギネス
▲ 8セキフウ
△ 1イグナイター
上位人気馬の考察
オメガギネス
本命馬不在のためルメール鞍上のために押し出されたような形での一番人気と思われます。
4歳馬なので未知数があり、馬券に絡む可能性は十分あると思います。ただし、東海Sのステップはここのところ、出走馬が少ないせいもありますが、あまり馬券に絡んでいません。
信頼ができる人気馬ではないとみています。
ウィルソンテソーロ
チャンピオンズC、東京大賞典と連続2着で勢いがあります。
この馬は中央競馬の重賞実績があまりなく、チャンピオンズCはデータ上だと入着していないほうが良いくらいです。
今回は厳しいと見ています。
ドゥラエレーデ
中央競馬のダート重賞ではチャンピオンズCの3着のみ。4歳馬なのでまだ未知数があると見ています。
実績ではドバイのダートG2で2着もあることから2勝馬でも足りていると見ています。
芝のG1好走馬がダート戦を経験して挑んだ時は要注意と考えており、注目の1頭と見ました。
レッドルゼル
去年のフェブラリーS2着馬。去年はJBCスプリントからの3カ月半ぶりの出走で2着にきました。今年もほぼ同じ間隔の武蔵野Sから3カ月ぶりの出走になります。
基本的には3カ月明けはかなりのマイナスです。今年は8歳馬ということもあるので馬券は見送りでよいと見ています。
キングズソード
JBCクラシック勝ち、東京大賞典5着からの参戦です。
データでは一見よさそうに見えますが、この馬は中央競馬の実績が足りないとみています。中央競馬の実績はオープン2勝、G3は3着1回のみで、中央G1の入着や重賞勝ちがありません。このデータでは厳しいと見ました。
根岸S
今年は入着馬からの参戦無し。着外からの連対はゼロなので今回は要らないと見ています。
東海S
2019年までは悪くないステップでしたが、近年は参戦馬も少なくなっており、今回のオメガギネスはどうみるか。
東海S連対馬の馬柱
この馬柱をみると、重賞勝ち、G1入着実績は欲しいところと思われます。
オメガギネスはこの2点がありません。4歳馬なので実績が足りないところは目をつぶって抑えまでという評価と考えます。
東京大賞典
東京大賞典は地方競馬でありながら、毎年好メンバーが揃っており、中央競馬のレベルになっていると見ています。
東京大賞典に出ていれば3着以内に入った馬は十分勝てる可能性があると見ます。
東京大賞典の入着馬の馬柱
東京大賞典の連対馬は、そこそこ馬券に絡めると思いますが、フェブラリーSと東京大賞典の両方連対する馬は基本はG1馬でないと厳しいと見ます。ウィルソンテソーロは近2走は好走していますが、それ以外では地方重賞に偏っており、勢いが続けられるほどの実績が足りないと思います。
東京大賞典の3着馬からは勝ち馬と3着馬がそこそこ出ており、ドゥラエレーデは可能性はあると思います。
東京大賞典で4着以下に負けた馬からは勝ち馬はなく、2着に来た馬はG1勝ちや重賞を3勝以上はあった馬です。キングズソードはG1勝ちと言っても地方のJBCクラシックなので実績では足りないと見ます。
武蔵野S
あまり関連しないレースと思われます。直行では2020年のサンライズノヴァの3着のみしか着ていません。レッドルゼルは厳しいと思われます。
タガノビューティーは根岸S13着からでは難しいでしょう。
チャンピオンズC
チャンピオンズCと直後のフェブラリーSの両方を好走出来た馬は2016年のノンコノユメと2018年のゴールドドリームの2頭のみです。
ノンコノユメは3歳時からダート戦4連勝の後、チャンピオンズC2着→フェブラリーS2着でした。ゴールドドリームは前年のフェブラリーS勝ち馬です。
相当な馬でないと両方連対は難しいと見ます。
ウィルソンテソーロは5歳ながら中央重賞勝ちがなく実績が足りないと思われます。
ドゥラエレーデも重賞は芝でしかなく足りないところですが、4歳なので多少目をつぶってもよいと見ます。
前年のフェブラリーS
レッドルゼルは過去の2年連続2着馬と比べると実績が足りないと見ます。
- 本命◎ 4 ドゥラエレーデ
本命はドゥラエレーデです。
今回は、これといった馬がおらず、4歳馬の近走好走している馬というところから本命にしました。
この馬は3歳時にUAEの重賞に挑戦しダートG2で2着にも入っています。ダートの適性があると見ました。 - 対抗〇 5 オメガギネス
2番手にはオメガギネスを選びました。
人気先行は否めませんが、他の馬のステップが思わしくない中で、安定した成績で間隔の短い東海Sを2着に入っての参戦を評価しました。 - 単穴▲ 8 セキフウ
3番手にセキフウを挙げました。
かなり厳しいデータですが、中央競馬の重賞勝ち、サウジアラビアでの重賞連対実績を評価しての浮上です。勝つのは難しく、2,3着候補として上げました。 - 抑え△ 1 イグナイター
4番手はイグナイターです。
実績は地方競馬に偏っていますが、重賞3勝以上を挙げており足りていると見ました。ローテーション的には3カ月半空けているので厳しいですが、2,3着ならありと思います。
2024年フェブラリーSの予想
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◎ 4ドゥラエレーデ
〇 5オメガギネス
▲ 8セキフウ
△ 1イグナイター
総括
なかなか難しい予想になりました。人気馬はそれぞれ怪しいデータがあり、これまでの歴史では4歳馬が実績が足りなかったり、着外からの巻き返しをして連対してきていることがあるため、
今回は4歳馬をピックアップしました。
3番手と4番手に関しては人気薄ながら2,3着は期待できると見て浮上させています。
おまけ
3着馬のローテ
根岸S連対馬が多く3着に来ていますが、今回は該当馬がいないため、東京大賞典の3着以内か、前走1着馬といったところと思います。
ウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデ、イグナイター、スピーディキック、ドンフランキーあたりでしょうか。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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