有馬記念の傾向
- 以前はジャパンカップで好走する馬が多く馬券に絡んでいましたが、最近は天皇賞秋からの馬の方がよく来ています。
- ステップでは天皇賞秋、ジャパンカップ、菊花賞、エリザベス女王杯、海外G1レースになります。
- 2000m超のレースの実績も必要と思われます。2200m以上の重賞勝ち、G1入着実績は最低限必要と思われます。
- 前走大敗で巻き返せるのは天皇賞秋、ジャパンカップ、凱旋門賞のみ。基本は前走G1で入着かそれ以外は1着になります。
今年の有馬記念
- イクイノックスが引退したことで現役最強馬決定戦のようなレースになっています。(リバティアイランドが出ていないことが残念ですが)
史上初の3世代ダービー馬の対決が注目できるところです。 - 3歳の皐月賞馬、ダービー馬対古馬の対戦も面白いでしょう。
- ステップでは例年通り、天皇賞秋、ジャパンカップ、菊花賞組が主役で海外組も考えてよいと思われます。
私が考える有馬記念の特徴
(独断と偏見のあり)
- 春に実績を残して、秋の前走も入着できている馬というのが基本になってます。
- 2勝馬と3勝馬は勝てない可能性あり。G1連対経験がないと2着も難しい。
- 天皇賞秋か菊花賞の後にジャパンパップ以外のレースに出た馬は消し。
- 年内に重賞1勝以上かG1連対実績必要。
- 前走5着以内。
- ①【前年秋以降にオープン以上を連勝か、重賞勝ちの後続けてG1連対した馬は惨敗続きでも連対できる】
- ②【過去2年の有馬記念で3着以内に入った馬はデータ関係なく買ってよい】
※以下は特注データ
2023年有馬記念の予想
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◎15スルーセブンシーズ
〇10ジャスティンパレス
▲ 1ソールオリエンス
△12ウインマリリン
ジャパンカップ
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3~5着は有馬記念でも十分好走できると思います。
ジャパンカップ組で有馬記念を勝っている馬を見るとすべてにその年に重賞2勝以上かG1勝ち、またはG1を2着2回の実績を残しています。これを考えると今年の3~5着馬は勝つのは厳しいと見ます。
キタサンブラック、ヴィクトワールピサ、ルーラーシップともその年にG1勝ちがあります。
スターズオンアースは今年の実績が足りないと思われます。
ジェンティルドンナはドバイ勝ちがあり、天皇賞秋も2着でした。
シュヴァルグランとゴールドアクターは前年の有馬記念で3着、1着の実績がありました。
ドウデュースは今年の実績は京都記念だけです。去年の有馬記念の実績もなく、G1連対がどこかでほしかったと思われます。
タイトルホルダーはデータ的には2,3着はありそうな感じです。ただ、去年の秋以降はG1実績が乏しい状況です。
天皇賞秋
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最近は秋1戦目を天皇賞秋で挑み、ジャパンカップか有馬記念を出走して休養の流れが主流になっています。
ジャスティンパレスは天皇賞春も勝っており、王道なローテを選んできていると思われます。十分本命候補と思います。
秋1戦のみのフィエールマンとダイワスカーレットは年内も2戦しかしておらず、ジャスティンパレスは今年4戦しています。多少の違いかもしれませんが、もしかしたら影響があるかもしれません。
菊花賞
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基本的な考えとして、菊花賞から参戦の馬は4勝していることが重要と思います。
1984年以降で菊花賞参戦して有馬記念勝った馬は10頭いますがすべて4勝以上でした。
有馬記念2着の馬は8頭で3頭が3勝馬でした。
有馬記念3着の馬は7頭で1頭が3勝馬、1頭が2勝馬でした。
2,3着に来た馬5頭は2着馬がボルドグフーシュ、リンカーン、ユーワジェームス、3着馬がワールドプレミア、ホワイトストーンです。
ボルドグフーシュは条件戦しか勝ちがなく、かなり厳しいデータと思われましたが2着になりました。リンカーンは若駒SとすみれSのオープンを連勝、ユーワジェームスはNZT4歳S(G2)を勝っていました。
ワールドプレミアは菊花賞馬、ホワイトストーンはセントライト記念勝ちがありました。
今年のタスティエーラとソールオリエンスはどちらも3勝馬です。有馬記念を勝つのは厳しいと思われます。
皐月賞
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皐月賞馬の方が良いデータになります。
タスティエーラは弥生賞馬なのでトゥザワールドと同等の中山適性はあると考えても良いかもしれません。
ソールオリエンスは3勝しかしていない馬なので今回どうなるかと思っています。
ダービー
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ダービーは2着馬の方が成績が良いです。
ダービー馬は出走している数が少なく、有馬記念で馬券に絡んだ馬は、ほぼ3冠馬なのでタスティエーラは厳しいと思われます。ただ、かなり前のダイナガリバーがダービー馬で菊花賞2着だったので足りているかもしれません。
ソールオリエンスは秋未勝利がネックと思われます。
ダービー2着馬で有馬記念来た馬はすべて秋に1勝以上していました。
凱旋門賞
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凱旋門賞は着順は気にしないでよいと思われます。その馬の過去1年の実績でそれなりの勝ちがあれば馬券を考慮すべきと考えます。
スルーセブンシーズは条件戦、牝馬重賞勝ち宝塚記念2着ではちょっと実績が足りない可能性があります。
天皇賞春
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ジャスティンパレスは今までの天皇賞春の勝ち馬で有馬記念も好走した馬と比べるとちょっと足りないと思われます。
ディープボンドはこの1年の実績が足りないと思われます。
アイアンバローズはステイヤーズSのみの実績では足りないでしょう。
宝塚記念
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宝塚記念は連対馬は良いですが、3着以下に負けた馬は苦戦しています。
スルーセブンシーズは宝塚記念以外のG1実績がないことがネックかもしれません。
ジャスティンパレスは春の天皇賞を勝っており、並みの宝塚記念3着馬ではないと思われます。
前年の有馬記念
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今年は前年の有馬記念入着馬は出走ゼロです。
前年の有馬記念を着外に負けていると厳しいデータと思われます。
日経賞
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同じ中山2500mのレースですがあまりリンクしていないと思われます。
どちらかというとタイトルホルダーより入着したライラックの方が良いのかもしれません。
総括と予想
2023年有馬記念の予想
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◎15スルーセブンシーズ
〇10ジャスティンパレス
▲ 1ソールオリエンス
△12ウインマリリン
- 本命はスルーセブンシーズです。
国内G1成績は宝塚記念2着しか実績がないので足りないかもしれませんが、春に連勝している勢い、凱旋門賞での末脚を見る限り、力を出し切れれば十分勝てると見ました。 - 2番手にはジャスティンパレスを選びました。
阪神大賞典と天皇賞春を連勝して天皇賞秋2着の実績は申し分ありません。本命にするか迷いましたが、去年7着に負けたところをマイナスと見ました。 - 3番手にソールオリエンスを挙げました。
中山重賞を京成杯、皐月賞を連勝した点は好材料と思います。
懸念材料も多く、3勝馬、秋未勝利、皐月賞を不良馬場で勝っていること、これで3番手に下げました。 - 大穴としてウインマリリンを挙げました。
年齢が6歳なのでネックと思われますが、過去には7歳のアドマイヤモナーク、エアシェイディ、タップダンスシチー、6歳のアメリカンボスが2,3着にきていますので大丈夫と見ました。
去年のエリザベス女王杯2着でその後、G1香港ヴァーズを勝っています。この実績があれば十分巻き返せると見ます。ただし、馬券は2,3着付けの3連単で狙います。
-
総括として、イクイノックスが引退した今はイクイノックスといい勝負をしてきた馬が主役になると見ています。
今回タスティエーラを強引に切っていますが、弥生賞馬でかつ皐月賞、菊花賞2着のダービー馬がどんな結果になるか楽しみにしています。
スターズオンアース、ドウデュース、シャフリヤールは東京コース向きとの見方も入った予想になりました。
有馬記念では毎回大穴馬をピックアップしています。いつか当てたいと思いながら選んでいますが今年はウインマリリンにしました。
おまけ
3着馬のローテ
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一番狙いたいのは前年の有馬記念3着馬ですが、ジュラルディーナが出走していないため難しいです。
フィエールマンに近いデータのジャスティンパレスが本線でしょうか。今年G1勝ちのあるソールオリエンス、タスティエーラ、近2走連続3着のスターズオンアース、ハーパーあたりでしょうか。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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去年の有馬記念の記事は→2022年 第67回有馬記念 データ予想 タイトルホルダー対イクイノックス どちらが勝つか?
一昨年の有馬記念の記事は→2021年 第66回有馬記念データ予想