第１６７回天皇賞春過去２０年以上のデータ分析タイトルホルダー連覇なるか？

（JRA公式サイトよりオッズは金曜日23：35時点）

天皇賞春予想

◎３タイトルホルダー
〇６アスクビクターモア
▲１ジャスティンパレス
△１３ボルドグフーシュ
△１２ブレークアップ

総括

データではタイトルホルダーが連覇濃厚と見ます。

２番手以降はすべての馬にマイナス点があるため難しかったですが、
菊花賞馬のアスクビクターモアを上げました。

３番手は阪神大章典勝ちがあるジャスティンパレスです。

ボルドグフーシュは過去の阪神大章典２着の成績が悪いので４番手にしました。

勝てるのはタイトルホルダーかアスクビクターモアと見ています。
ジャスティンパレスは２着まで、ボルドグフーシュは３着までと見ます。
３着候補でブレークアップだけ浮上させます。

ステップと過去成績

阪神大賞典

勝ち馬の成績過去３１年で２９頭出走（9.3.8.9）
勝率.310、連対率.414、複勝率.690
と驚異的な数字です。
今回のジャスティンパレスは菊花賞３着の実績があり十分有力馬と思われます。

２着馬の成績過去３１年で２９頭出走（0.5.2.22）
勝率.000、連対率.172、複勝率.241
と燦燦たる結果です。
２着になった５頭もＧ１馬２頭、Ｇ１の３着実績ありとそれなりの馬でした。

ボルドグフーシュは菊花賞２着、有馬記念２着なので簡単に切ることはできません。

３～５着馬の中で２年連続のディープボンドだけは抑える必要があると思われます。（馬券では結局切ってしまいましたが）

日経賞

勝ち馬の成績過去３１年で２８頭出走（3.5.3.17）
勝率.107、連対率.286、複勝率.393
あまり良い成績ではありませんが、日経賞はＧ２までしか好走できない馬が結構勝っているレースです。
Ｇ１連対実績のある勝ち馬の成績を見ると１２頭中（3.5.1.3）と成績はぐっと上がります。
タイトルホルダーは連覇も十分あると思われます。

日経賞を負けて天皇賞に挑んでいる馬はＧ１連対実績が必要と思われます。
ディアスティマはいらないでしょう。
アスクビクターモアは菊花賞馬ですので十分来れると思われます。状態次第と思います。

大阪杯

2017年からＧ１になり、大阪杯を使って天皇賞春に参戦したのはキタサンブラックのみでした。
今回マテンロウレオが６年ぶりの大阪杯からの参戦になります。まだデータが少ないので難しいところですが、
Ｇ２だった頃のデータを加味して、大阪杯を負けた馬はＧ１馬しか買わなくてよいと思います。

京都記念

マテンロウレオは大阪杯４着を挟んでおり、アフリカンゴールドも阪神大章典４着にステップからだと厳しいでしょう。

前年の菊花賞

前年の菊花賞馬の成績は過去３１年で１７頭出走（8.0.4.5）
勝率.471、連対率.471、複勝率.706
勝率が非常に高いです。アスクビクターモアはかなり有力になります。状態次第でしょう。

反対に菊花賞２着馬はかなり怪しいデータになります。過去３１年で１８頭出走（2.0.3.13）
勝率.111、連対率.111、複勝率.278
勝った馬２頭はスペシャルウィークとテイエムオペラオーです。両馬ともクラシックＧ１馬、年明け重賞連勝で挑んでいます。
ボルドグフーシュは春のクラシック不出走で菊花賞２着の後、有馬記念と阪神大章典をともに２着です。今の時点ではＧ１馬でない限り買えないと見ています。

菊花賞３着馬の春の天皇賞の成績は過去３１年で１０頭出走（1.1.1.7）勝率.100、連対率.200、複勝率.300
３着以内に来た３頭を見るとメジロブライト、ラスカルスズカ、ホッカイルソーです。
メジロブライトは菊花賞後ステイヤーズＳ、ＡＪＣ杯、阪神大章典を３連勝して天皇賞春も勝ちました。
ラスカルスズカはジャパンカップ５着、万葉Ｓ１着、阪神大章典２着の後、天皇賞２着
ホッカイルソーはディセンバーＳ２着、金杯３着、ダイヤモンドＳ３着、日経賞１着の後、天皇賞３着です。

ジャスティンパレスは菊花賞後有馬記念７着、阪神大章典１着です。悪くないのですが、ちょっと足りないかと思います。
メジロブライト、ラスカルスズカともに２回連続連対しての挑戦でした。
有馬記念７着から阪神大章典１着だと前走の反動が出る可能性とジャスティンパレスのＧ１の格が足りない可能性（Ｇ１を３着までしか来れない）を感じます。

有馬記念

有馬記念は勝った馬以外の入着馬はかなり有力です。
有馬記念２着馬の成績は過去３１年で１１頭出走（4.4.1.2）
勝率.364、連対率.727、複勝率.818
ボルドグフーシュは阪神大章典２着の悪い成績と有馬記念２着の良い成績をどちらを取るかが難しいです。

有馬記念２着から春の天皇賞を３着以内に着た馬は９頭すべて有馬記念以降にも重賞を勝っていました。
ボルドグフーシュは有馬記念以降勝ちなしです。これをマイナスと見ています。（阪神大章典しか走っていないですが）

着外からの連対は基本的に前哨戦を勝っているか、過去１年以内に2000m超のＧ１を勝っていないと厳しいデータになります。

ジャスティンパレスとタイトルホルダーは前哨戦勝ちなので問題ないでしょう。

ディープボンドとプレイクアップは3着までのデータになります。

ダイヤモンドＳ

データ上春の天皇賞を狙う馬はここには出ないほうが良いということになります。
ヒュミドール、トーセンカンビーナはいらないでしょう。

ステイヤーズＳ

相当な実績がないと、このレースも出ないほうがよさそうです。
シルヴァーソニックのように
ステイヤーズＳの後も3000m以上のレースしか出ていない馬は春の天皇賞に出ている馬は連対は皆無です。
ステイヤーズＳに出て春の天皇賞を狙うなら、その後2500m以下のレースでスピードのいるレースをしてこないと厳しいと思います。

アイアンバローズ、メロディーレーン、ディアスティマは実績が足りないのでいらないでしょう。