(JRA公式サイトより:オッズは金曜日18:47時点)
2024年スプリンターズSの予想
- ◎12サトノレーヴ
〇 5ナムラクレア
▲10ピューロマジック
△ 7マッドクール
△12ウイングレイテスト
総括
総括として、ママコチャの連覇とマッドクールの高松宮記念から1200mG1連勝は難しいと判断しました。
3連勝と勢いのあるサトノレーヴから穴馬が突っ込んでくることを期待しての予想になります。
今回はそこまで荒れることはないと思っています。
<スプリンターズSの傾向>
牝馬が良く走るレースなので、勢いある牝馬か実績のある牝馬が出走してきたらチェックが必要です。
中山の1200mなので高松宮記念と違い、直線短く坂があるのでスピードとパワーのある馬が来ることが多いです。
ステップレースはセントウルSが多く、キーンランドC,北九州記念などのサマースプリントレースを良績で勢いのままくる場合もあります。
G1級の実績のある馬は安田記念から休養明けで挑む場合もあるので実績のある馬はチェックが必要です。
ただし去年のマッドクールはオープン勝ちしかない実績で2着に来たことから1200mの実績も評価が必要と思われます。
<今年のスプリンターズSについて>
今年は去年のスプリンターズS連対馬がそろって参戦しており、去年の連対馬VS勢いのある馬の様相となっております。
ただし、連勝で挑むサトノレーヴは過去20年で1頭しかないキーンランドカップのステップ、連覇を狙うママコチャはこの1年勝ち無し、去年の2着馬マッドクールは香港で惨敗後5カ月明けの参戦で
有力馬にもマイナス点はあります。
これらの点を踏まえて予想をしていきます。
スプリンターズSに来た馬の特徴をまとめてみました。かなり独断と偏見も入っているのでご了承ください。
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●セントウルS5着以内の実績馬(重賞2勝かG1で3着以内経験馬)実績がない馬は3連勝以上の勢いのある馬
●休養明け4カ月以内の重賞勝ち馬(G1馬は半年ぶりでも可、重賞経験が少ない馬は1200mの実績勝率6割以上)
●サマースプリント戦を2連続連対でできれば3戦連続3着以内(3戦以内に着外がある馬はマイナス)
●穴馬候補として前走着外でも1年以内に1200mの重賞勝ち、または高松宮記念かスプリンターズSで3着以内の経験ある馬
●3歳馬は要注意。3歳戦で重賞勝ちかサマースプリント戦で3戦連続3着以内は浮上。
上位人気馬の考察
サトノレーヴ
函館スプリント、キーンランドCの重賞連勝で合わせて3連勝で挑む勢いはナンバーワンの馬。
キーンランドCからの勝ち馬は過去20年で勝ち馬はカレンチャン1頭のみ。ただしカレンチャンも函館スプリントとキーンランドCを連勝で挑んでいました。(4連勝中)
1200m成績(6.1.0.0)で同距離6連勝中
ママコチャ
去年のスプリンターズS勝ち馬。連覇は難しいデータの可能性あり。
スプリンターズS勝ち馬は過去20年で(2.2.0.4)連対した4頭は過去1年で1勝はしていました。ママコチャはこの1年は前走のセントウルS2着が最高です。厳しいデータと見ます。
マッドクール
去年のスプリンターズS2着馬で今年の高松宮記念勝ち馬。実績はナンバーワンでしょう。
この馬は4月の香港遠征以来の競馬なので調子がどこまで上がっているかにかかると思われます。
3か月休養明けと5カ月休養明けではかなりの差があると見ます。普通なら夏場に1度使うことが考えられますがそれができなかったことが疑問点です。
ナムラクレア
去年のスプリンターズS3着馬で今年の高松宮記念2着馬です。安定感はナンバーワンでしょう。
この馬は高松宮記念2年連続2着でもあり、桜花賞は3着でした。今回悲願のG1制覇を狙っていると思われます。
キーンランドCのステップでは3戦連続連対するくらいの勢いと安定感が欲しいと思われます。
トウシンマカオ
前哨戦のセントウルSの勝ち馬です。
セントウルSの勝ち馬は近年は連対多いですが、2017年以前はかなり成績が悪かったステップになります。
セントウルSは別定G2戦でスプリンターズSをあわせて連勝するにはかなり実績がないと難しいと思われます。
トウシンマカオは重賞は4勝ですが、G2は前走のセントウルSが初勝利でG1実績は入着もありません。ここから推測するとここでは難しい馬と思われます。
ステップ別の見解
セントウルS
セントウルS勝ち馬は過去20年で19頭出走(2.4.1.12)勝率.105、連対率.315、複勝率.368
セントウルS2着馬は過去20年で17頭出走(4.1.0.12)勝率.235、連対率.294、複勝率.294
トウシンマカオはG3勝ちに実績が偏っており足りないと見ます。
ママコチャは直近1年で勝ちがなくセントウルSだけの結果で判断するのが難しい状況です。
キーンランドカップ
カレンチャンと同じ函館SSとキーンランドカップを連勝で挑んでいるサトノレーヴは問題なしと見ます。
エイシンスポッターはキーンランドカップの前の北九州記念を9着に負けており波のある成績では難しいでしょう。
オオバンブルマイも海外で惨敗後のキーンランドカップ3着のみでは勢いは足りないと見ます
アイビスサマーダッシュ
モズメイメイはセントウルSを3着からの参戦で北九州記念も3着に来ているので、ありかもしれません。ただし、G1で二けた着順ばかりでこのタイプは圧勝して参戦してこないと難しいと見ています。
ウイングレイテストは函館SSも2着と安定しているため好走はできる可能性があると見ています。ただし、7歳でG1初挑戦はどうかと思います。
函館スプリント
サトノレーヴ、ウイングレイテストは前述のとおりです。
この表だけ見るとスプリンターズSとは関連性が低いレースかもしれません。
北九州記念
去年ママコチャが2着からスプリンターズSを制したことから少しデータが変わってくるかもしれません。
現時点ではこのレースだけでなく他のレースとのデータを合わせて考える必要があるでしょう。
ピューロマジックは3歳牝馬で一番未知数の要素を持っています。1200mの重賞連勝もあるため抑える必要があるかもしれません。
高松宮記念
高松宮記念とスプリンターズSを連勝することはかなり難しいと思われます。高松宮記念の後にも勝っていることが望ましいですが、2009年のローレルゲレイロは高松宮記念のあと2戦惨敗してスプリンターズSを勝っているため、高松宮記念の後2戦以内の馬はデータでは切れないかもしれません。(マッドクールは1戦のみ)
前年のスプリンターズS
過去20年ではスプリンターズSを連覇した馬は2頭のみです。ただし、挑戦馬も少ないのでそれだけではママコチャは切れないと思います。ママコチャはスプリンターズS後に3戦して未勝利です。連覇するには足りないデータと見ます。
休養明け
マッドクールは5カ月明けで4カ月明けとはちょっと違うと見ています。ウインマーベルは今年G2を勝っており足りるかもしれません。ヴェントヴォーチェは1年半の休み明けなので常識的に無理と思われます。有馬記念のトウカイテイオーでさえ1年ぶりでしたが前年G1勝ちあり、G1を3勝していた馬でした。
3着馬のローテ
キーンランドカップ連対かセントウルS入着が目立ちます。
サトノレーヴ、エイシンスポッター、トウシンマカオ、ママコチャ、モズメイメイあたりがねらい目でしょうか。
2024年スプリンターズSの予想
- ◎12サトノレーヴ
〇 5ナムラクレア
▲10ピューロマジック
△ 7マッドクール
△12ウイングレイテスト
総括
総括として、ママコチャの連覇とマッドクールの高松宮記念から1200mG1連勝は難しいと判断しました。
3連勝と勢いのあるサトノレーヴから穴馬が突っ込んでくることを期待しての予想になります。
今回はそこまで荒れることはないと思っています。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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キャラクターデザイン:にこきん王室さん https://coconala.com/users/3187133
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