2024年 第85回オークス(優駿牝馬) 【過去20年のデータ】傾向と分析、ローテーション


(JRA公式サイトより:オッズは土曜日18:20時点)

2024年オークスの予想

    17タガノエルピーダ       
    12チェルヴィニア
    13スウィープフィート
     7ステレンボッシュ
     2クイーンズウォーク

オークスの傾向

ステップレースは桜花賞が断然で、4着以内の馬がかなりを占めます。フローラS勝ち、忘れな草賞勝ちが次点としてですが、桜花賞上位組が主役になっています。
桜花賞を着外の馬は重賞勝ち(最低でも連対)が欲しいところです。
フローラSと忘れな賞勝ちからの馬は桜花賞除外か、桜花賞に間に合わず、条件戦から連勝してオークスに出てきた馬で、素質馬の傾向が強いです。

今年のオークス

桜花賞馬のステレンボッシュが順当に出走してきます。ただし、モレイラ騎手から戸崎騎手に乗り変わりがあるところがポイントになるかもしれません。
ルメール騎手が桜花賞惨敗したチェルヴィニアを選んだところも無視できないと思います。
朝日杯FSを3着に頑張ったタガノエルピーダも忘れな草賞勝ちからの出走で注目しています。
桜花賞3,4着のライトバックスウィープフィート、フローラS勝ちのアドマイヤベルがここに食い込むか、クイーンC勝ちから桜花賞8着だったクイーンズウォークの巻き返しがあるかをどう考えるかになると思います。

私が考えるオークスの特徴

(独断と偏見あり)

  • 桜花賞組4着以内が断然で主役と考えます。阪神JF連対して桜花賞3着以内だった場合は最有力候補
  • 勝ち馬は連対率6割以上、2着馬は複勝率6割以上(例外あり)
  • 忘れな草賞とスイートピーSステップの場合は重賞入着実績あり(ない時は無敗馬)
  • フローラSステップの馬はフローラS以外でも重賞入着実績必要。フローラSが初重賞の時は連勝している。
  • 桜花賞着外から巻き返す馬は年内に1勝している。
  • 桜花賞負けた馬は重賞連対経験必要

上位人気馬の考察

ステレンボッシュ

桜花賞馬が普通に出て来ているので問題ないと思います。
多少こじつけになるかもしれませんが、阪神JFの2着馬はオークスを勝てていません。勝った馬は1996年のエアグルーヴまで遡ります。17連敗中です。
もう一つはまだデータが少ないですが、今年2戦目という点でしょうか。去年のリバティアイランドが勝っていますが、ソダシは8着に負けています。もしかしたらあまり良いデータではないかもしれません
モレイラ騎手から戸崎騎手になることもマイナスと考えます。

チェルヴィニア

2歳のアルテミスSを勝った時点ではクラシックの主役になる馬と期待されていました。その後にトモの違和感で阪神JF回避になり、桜花賞を5カ月明けの出走でした。
桜花賞13着でしたが、長期休養明けなのでデータでも別になるかもしれません。今回はルメール騎手が選んだという時点でかなりの期待ができると見ます。

ライトバック

桜花賞3着馬はオークスでも好走できる確率は高いです。
データを見ると今までの桜花賞3着馬でオークスを好走したタイプとは違うと思われます。エルフィンS勝ちから直行桜花賞はオークスにとっては良いステップではないようです。オークスを狙うときはクイーンCかチューリップ賞から桜花賞を出走した方が良いと思われます。
ここでは切ろうと思います

タガノエルピーダ

新馬戦の勝ち方が非常に評価が高い馬です。朝日杯FSも3着に好走しており、桜花賞を出走していれば上位に来ていた馬と思われます。
忘れな草賞を勝ってくるステップは良いと思うのでここでは十分有力になると見ています。

スウィープフィート

チューリップ賞勝って桜花賞4着なのでオークスにはもってこいのデータになります。
祖母が似た成績のスイープトウショウです。スイープトウショウはチューリップ賞勝ち→桜花賞5着→オークス2着でした。ただ、阪神JFは5着、ファンタジーS勝ち紅梅S勝ちもあり、少し格が上と思います。
成績を見ると狙ってよい馬と見ています。

クイーンズウォーク

クイーンCを勝って桜花賞8着という成績は難しいところです。
桜花賞を入着していればかなり有力になりますが、着外になっているので底力に疑問が残ります。
抑えの評価とします。

桜花賞


桜花賞馬の成績は過去20年で16頭出走(7.1.1.7)
勝率.438、連対率.500、複勝率.563
過去36年に遡ると31頭出走(9.6.5.11)
勝率.290、連対率.484、複勝率.645
驚異的な数字です。桜花賞馬は黙って買えといえると思います。
ステレンボッシュは阪神JFも2着で連対率100%で文句なしのデータと思われます。

桜花賞3着馬の成績は過去20年で16頭出走(2.1.2.11)
勝率.125、連対率.188、複勝率.313
過去36年に遡ると29頭出走(3.3.3.20)
勝率.103、連対率.207、複勝率.310
ライトバックは4戦2勝でエルフィンS勝ち馬です。ただ、連対率は.500で、2勝馬では少し物足りないかもしれません。

桜花賞4着馬の成績は過去20年で13頭出走(1.3.1.8)
勝率.077、連対率.308、複勝率.385
過去36年に遡ると27頭出走(2.3.1.21)
勝率.074、連対率.185、複勝率.222
桜花賞4着馬のスウィープフィートはチューリップ賞ではなくクイーンCを勝っていれば、かなり有力になったと思われます。

桜花賞1着馬について


この馬柱を見ると2008年以降からですが、阪神JFを勝っていないと厳しい可能性を感じます。阪神JFを出ていながら負けた馬は1頭もオークスを勝っていません。ハープスターの2着だけの連対になります。
ステレンボッシュはどこまでやれるか、データの死角としたらこのあたりでしょうか。戸崎騎手に乗り変わりも良いとは思えないのでステレンボッシュは負けると予想します。

桜花賞3着馬について


この馬柱を見ると基本は重賞勝ち(最低でも連対)か阪神JF2着くらいの実績が欲しいところです。
ライトバックはエルフィンS勝ちしか実績はなく、桜花賞3着が精一杯の成績ではないでしょうか。
ライトバックオークスでは馬券に絡むのは難しいと判断します。

桜花賞4着馬について


この馬柱を見るとスウィープフィートはチューリップ賞ではなくクイーンCを勝っていれば、かなり有力になったと思われます。
スウィープフィートは祖母がオークス2着馬のスイープトウショウです。スイープトウショウはチューリップ賞1着→桜花賞5着→オークス2着でした。(ただし、スイープトウショウはファンタジーSと紅梅Sの勝ちもあり格が違う可能性はあります)

フローラS


フローラS勝ちは基本連勝でないと厳しいと見ます。
フローラS2着も連続連対が必要と見ています

アドマイヤベルは連勝しておらず、ラヴァンダは連続連対できていないことから厳しいと見ました。

フローラS1着馬について

フローラS2着馬について

忘れな草賞


過去20年でも3頭勝ち馬がいます。ハマれば勝てるステップと思われます。
基本は連勝で挑む、か重賞入着実績が必要と思われます。

タガノエルピーダは朝日杯FS3着、チューリップ賞4着と実績は足りていると見ます。

スイートピーS


過去に勝った馬はカワカミプリンセス1頭のみです。無敗馬でした。
2着に入ったカレンブーケドールは5戦で(2.1.0.2)の連対率6割でした。東京重賞クイーンC4着の実績もありました。

コガネノソラ3連勝ですが6戦しています。重賞の実績もありません。厳しいと見ます。

クイーンC


クイーンC勝ち馬は基本的に馬券を考慮しなくてはいけないようです。
特に桜花賞を二けた着順になってもオークスで馬券になることもあるので今年のクイーンズウォークは桜花賞8着です。十分巻き返す可能性があると見ます。

ただし、信頼ができるわけではなく、こけることもよくあるので人気との兼ね合いで馬券は考慮した方がよさそうです。

フラワーC


以前までは直行フラワーCはまず来なかったのですが、2022年のスタニングローズが2着に初めて直行で連対しました。
スタニングローズのデータを見ると、年内2戦2勝、7戦消化で着外ゼロ。連対率.571、複勝率.714でした。おまけに東京重賞で3着に入っています。
これを基準でよいと思われます。

ミアネーロホーエリートともに連勝しておらず厳しいデータと思われます。

チューリップ賞


チューリップ賞勝ち馬もクイーンCと同様に抑える必要がある馬になります。
ただし、クロフネサプライズやダノンファンタジー、ショウリュウムーンのようにチューリップ賞勝ちの後桜花賞入着でもダメなケースも見られます。桜花賞を3着以内に来れなかったスウィープフィート苦しいかもしれません

阪神JF


意外と阪神JF2着馬がオークスでは勝っていません。
ステレンボッシュ2,3着になる可能性は十分にあると見ています。

2024年オークスの予想

    17タガノエルピーダ       
    12チェルヴィニア
    13スウィープフィート
     7ステレンボッシュ
     2クイーンズウォーク

総括

    ステレンボッシュ戸崎騎手でどこまでやれるかに注目しています。
    ルメール騎手がチェルヴィニアを選んだことが正解なのか、素質馬のタガノエルピーダが忘れな草賞勝ちからどこまでやれるかにも注目です。
    今年は有力馬が乗り変わりが多く、こういったレースは結果がどうなるのか気になります。予想では実績のあるうまい騎手が勝つだろうと見ています。

3着馬のローテ


桜花賞1~3着馬、9~14着馬、フローラS連対馬、忘れな草賞勝ち馬あたりが可能性高そうです。
ステレンボッシュチェルヴィニアアドマイヤベルタガノエルピーダあたりが良いかもしれません。

2着馬のローテ

1着馬のローテ

最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。

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キャラクターデザイン:にこきん王室さん https://coconala.com/users/3187133

去年のオークスの記事は→2023年 第84回オークス優駿牝馬 データ予想 リバティアイランドを負かす馬

一昨年のオークスの記事は→2022年 第83回優駿牝馬(オークス)データ予想 桜花賞組か? サークルオブライフは切り?

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