阪神ジュベナイルFの傾向
このレースは1600m以上で好走歴がある馬が断然有利な傾向です。
ステップはアルテミスSの連対馬が主役になっています。
毎年1200m～1400mまでの短距離で実績がある馬が出走しますが、かなり好走する確率は低いと見ます。
休養明けが来ることも確率は低く、中2週～6週でないと勝つのは厳しく、2カ月空けて勝てる馬は新潟2歳S勝ちか札幌2歳S勝ちの馬で、かつ、無敗馬だけとします。
今年のジュベナイルF
2戦2勝のアルテミスS勝ちのブラウンラチェットが中心と思われます。
今年は初めて2歳G1に外国馬が挑戦してきました。4戦3勝でG1連対経験がある１流の馬です。この取捨選択は難しいかもしれません。
データ泣かせなのが京都開催です。阪神ジュベナイルFが京都で行われるのが今回初めてです。よりスピード決着になる可能性があるかもしれません。
前哨戦のファンタジーSが不良馬場だったこともかなり難しくなる原因の１つになると思います。
私が考える阪神ジュベナイルFの特徴
（独断と偏見のあり）
- 主要ステップはアルテミスSを連対、アイビーＳ勝ち、京王杯2歳S連対馬が出走していればそこからの馬券になると思われます。
- ほかでは1勝クラスの赤松賞勝ちは良いステップとみている。
- 1戦1勝馬では中6週以内で1600mの新馬戦圧勝なら馬券を考慮する。
- 平場で4着以下の経験はマイナス。3戦2勝でも１回５着に負けていればいらないと見ます。
- ファンタジーＳからはかなり厳しいデータであり、基本切りでよいと見ます。次の3点に当てはまる馬のみファンタジーＳ組でも馬券を考えます。
ｲ）1600m以上の経験がある馬（できれば連対）。
ﾛ）1400mまでの経験しかない馬の場合は1200mの経験はなく1400mのみの無敗馬
ﾊ）3カ月明けでファンタジーＳを勝った馬か5馬身近く差をつけて圧勝した馬
2024年阪神ジュベナイルFの予想
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◎１０ ブラウンラチェット
〇 ２ テリオスララ
▲ ９ ショウナンザナドゥ
△ ７ ミストレス
△１３ コートアリシアン
上位人気馬の考察
ブラウンラチェット
アルテミスSを勝って2連勝で挑んできました。アルテミスS勝ちは本命に一番近い馬に間違いはないのですが、2戦2勝は意外と分からないともいえる成績です。
過去には2戦2勝のアルテミスS勝ちの馬が3頭いましたがラヴェル11着、リアアメリア6着、ラッキーライラック1着と1頭しか勝っていません。これをどう見るかになると思います。
ショウナンザナドゥ
新馬戦と未勝利戦がかなりレベルの高いレースをやってきて、4カ月明けのアルテミスＳを3着で抽選での出走になった馬です。
レベル的にみれば十分勝ち負けできる可能性があると思います。ただし、データ的には連対を外した馬はだいぶ厳しいです。過去20年のデータでも1着は１頭とみ。２，３着がそれぞれ３頭ずつです。
勝つのは厳しいデータと思われます。
コートアリシアン
新馬戦を５馬身差の圧勝で新潟２歳Sを２着の後３か月半ぶりの出走になります。
レースを見る限り馬の力は十分あると思われます。
データでは３カ月空けると前走勝っていないと厳しいデータになります。過去３０年みても２カ月半以内でないと負けて出走は厳しい結果が出ています。
テリオスララ
牡馬混合オープンの萩Sを勝っての参戦です。
３戦連続1800m戦なので1600mのスピード決着に対応できるかどうかがポイントになります。
逃げ馬なのでインパクトがないように思われがちですが、萩Sは3着とは5馬身以上離しており、2着のディアナザールは萩Sの後1勝クラスのベコニア賞を勝っています。勝ち負けできる力はあると考えます。
メイデイレディ
2歳馬初の外国馬の挑戦になります。
取捨選択が難しい馬の1頭です。馬の力的には未勝利、オープン、G2と3連勝し、G1で2着に入っての参戦で十分足りていると思われます。
疑問点とすると、4戦すべてが左回りで、今回の京都は右回りです。初の遠征と合わせるとかなりのハンデと思われます。
ビップデイジー
新馬戦1600m、1勝クラス1800mと連勝して2戦2勝での参戦です。
1600m勝ちを含めた無敗馬なのでデータ的には十分勝ち負けできる可能性があると思われます。しかしながらレースのレベルがあまり高くなかった可能性は否めません。この評価をどう見るかになると思います。
アルテミスS
連対馬はかなり有力になります。ブラウンラチェットは2戦2勝で1番人気になっていますが、2戦2勝ばのアルテミスS勝ち馬は過去3頭いましたが、（1.0.0.2）と意外と負けることもあるので過信は禁物と思います。
ミストレスは逃げ馬で上手く残った感じに見えますが、新馬戦は6馬身差で勝っており、力もあると思われます。
ショウナンザナドゥは抽選で何とか参戦できました。データ的には厳しいのですが、未勝利戦を圧勝した後4カ月ぶりのアルテミスSでまくる形での3着なので力はあると思います。
ファンタジーS
ファンタジーSはステップとしては難しいレースです。特に連対馬の成績がかなり悪いステップになります。これは京都の1400mから本番が阪神1600mなのでレース自体が全く違うものになるからだと思われます。今年は本番が初めて京都になるので傾向が変わるかもしれません。
しかしながら今年のファンタジーSは不良馬場でした。不良馬場のステップでは本番には全く変わった結果になると考えているので今年に限ってファンタジーＳのステップの馬はすべて切って予想します。
デイリー杯2歳S
デイリー杯2歳勝ちは例がかなり少ないステップになります。
ランフォーヴァウは連勝は良いのですが、初戦の1600m新馬戦を6着に負けており、同じ1600mを着外に負ける馬は阪神ジュベナイルFでは好走は難しいと判断します。
札幌2歳S
3カ月明けになる直行の場合は勝ってないと厳しいデータになります。
アルマヴェローチェは新馬勝ちから札幌2歳S2着からの直行で、データ的には足りないと見ます。
新潟2歳S
このレースから直行で連対した馬はアスコリピチェーノ、ハープスター、ダイワルージュの3頭のみです。すべて新潟2歳Sを勝ってからの参戦でした。
データ的にはコートアリシアンは難しいと考えます。
総括
今年はかなりレベルが高いと思いました。どの馬も取捨選択が難しく、予想は難しくなりましたが、最後は見た目の強さを重視しました。
外国馬も買うか迷いましたが、右回りの経験もないのでバッサリ切りました。（アメリカからの遠征の負担もかなりあると見ます）
今回本命にしたブラウンラチェット以外にも勝つ可能性がある馬は何頭もいるように感じています。今回残念だったのはファンタジーＳが不良馬場だったためデータ的には判断しにくく、今回のデータは将来にもあまり役立たないと懸念しています。
今回このレースを勝った馬は怪我無く春のＧ１シリーズにも出てもらいたいと願っています。
2024年阪神ジュベナイルFの予想
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◎１０ ブラウンラチェット
〇 ２ テリオスララ
▲ ９ ショウナンザナドゥ
△ ７ ミストレス
△１３ コートアリシアン
3着馬のローテ
今年はファンタジーSは不良馬場なのでそれ以外で考えると、重賞連対馬、1600mを含めた2連勝の馬あたりでしょうか。
ブラウンラチェット、ミストレス、ビップデイジー、コートアリシアンがよいかもしれません。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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