2024年朝日杯FSの予想
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◎ 4 ミュージアムマイル
〇 8 アルテヴェローチェ
▲10 トータルクラリティ
△14 テイクイットオール
朝日杯FSの傾向
・このレースは1600m以上で好走歴がある馬が断然有利な傾向です。
・ステップはデイリー杯2歳S、サウジアラビアRCの連対馬が主役になっています。
・毎年1200m~1400mまでの短距離で実績がある馬が出走しますが、好走する確率はかなり低いと見ます。
・休養明けの連対は確率は低く無敗馬のみで、連対馬候補は中2週~6週で考えます。
・2カ月以上空く場合はサウジアラビアRCを連対しているときか、1600m以上の勝ちがある無敗馬のみとみます。
今年の朝日杯FS
今年はかなりレベルが低い年になったと思われます。新馬未勝利戦を除く1600m以上の勝ちがある馬が3頭しかいません。
データ的には3強対決になっていますが、
2着に人気薄が突っ込めるスキは十分あると思われます。
私が考える朝日杯FSの特徴(独断と偏見あり)
- 主要ステップはデイリー杯2歳S、サウジアラビアRCの勝ち馬が出走していればそこからの馬券になると思われます。(東京スポーツ杯2歳SはホープフルSがG1に格上げされてから出走する機会が減ったため入れていません)
- ほかでは1勝クラスのベゴニア賞勝ちは良いステップとみている。
- 1戦1勝馬めったに来ないので3着付けで買うか、切りでよいとみています。
- 連敗して挑む馬は厳しいと見ます。
- 前走1400m勝ちで挑む馬は3戦以上で複勝率.667以上(できれば1600mの経験がある馬)
上位人気馬の考察
ミュージアムマイル
・未勝利戦、黄菊賞と連勝しての参戦です。近年このパターンはホープフルSに行くので朝日杯FSにはないデータになります。
・黄菊賞を3馬身差で勝っているので馬の力は問題ないでしょう。1600mのスピード決着に対応できるかがカギになると思われます。
・現時点では本命候補の1頭になります。
アルテヴェローチェ
・2戦2勝でサウジアラビアRCからの直行です。
過去のデータから良績を納めているデータであることから本命候補になります。
・このパターンはほぼ馬券に絡んでいるため、切れない1頭になります。
阪神JFのように2戦2勝馬は意外と負けることもあります。過信は禁物と思われます。
アルレッキーノ
・サウジアラビアRCを5着からの参戦です。2走前の未勝利戦を7馬身差の圧勝をしていることから人気を集めていますが、実績を考えればただの未勝利戦勝ちの馬です。
明らかに人気先行と思われます。
・未勝利戦のタイムですが、その日の他の未勝利戦2000mでは1.59.8が出ており、馬場が良くペースが早ければ1600m1.33台は出るタイムと思われますので未勝利戦勝ちタイムの過信は禁物と考えます。
トータルクラリティ
・2戦2勝で新潟2歳Sを勝っての参戦です。新潟2歳Sからの直行はなかなか判断が難しいです。新潟2歳Sが1600mになって過去22年の間、
直行で朝日杯FSに挑戦した馬は5頭だけでした。結果は(1.0.0.4)です。これを考えるとトータルクラリティも苦しいデータになります。
・ただし、セイウンワンダーが勝っているので切るのは強引かもしれません。抑える必要はあると思います。
パンジャタワー
・2戦2勝で京王杯2歳を勝っての参戦です。
・京王杯2歳Sの場合は2戦2勝は苦しいデータになります。近年馬券に絡んでいるタイセイビジョンやタワーオブロンドン、モンドキャンノはすべてオープン勝ちか重賞での連対をして京王杯2歳Sに挑んでいました。2戦2勝の場合は京王杯2歳Sを全力で勝ったか、ハマって勝った可能性が高く、朝日杯FSでは力が出せないか力が足りないという結果になりやすいと思います。
京王杯2歳Sステップについて
京王杯2歳S勝ち馬は過去20年では勝ち馬は1頭のみです。
パンジャタワーは厳しいと考えられます。
今年は2戦2勝のパンジャタワーが出走してきました。
京王杯2歳Sは意外と成績はいまいちです。過去20年でも1頭しか勝ちがいなく、ここで過去17年分(netkeibaが2007年からなので)の勝ち馬の馬柱を並べてみました。
馬柱を見る限り、2戦2勝の京王杯2歳S勝ち馬はかなり怪しいと思われます。3戦3勝馬でも負けていることから、1600m未経験は良くない傾向にあります。グランプリボス以外は京王杯2歳Sの前の時点でオープン以上の連対経験があったほうが良いと思います。
パンジャタワーは以上の理由から切ることに判断しました。
サウジアラビアRCステップについて
アルテヴェローチェは過去のデータでも良績の2戦2勝で直行です。本命候補になります。
タイセイカレントとアルレッキーノは負けて直行のためかなり苦しいと思われます。特に両馬ともに新馬戦の勝ちしか実績がありません。最低でもサウジアラビアRCの前の時点で1600m以上のオープン連対実績は欲しいところです。
今年は2戦2勝のアルテヴェローチェが出走してきました。2着のタイセイカレントも2戦1勝で連対率は100%です。
過去のデータを見る限り、勝って直行でないと厳しいと見ます。ステルヴィオはここを2着から連対しましたが、1800mオープンを勝っていました。負けてくるときはそれなりの実績が必要と思われます。
馬柱をみると、連勝で直行なら十分馬券に絡めると考えられます。
アルテヴェローチェは本命候補としてよいと思われます。
サウジアラビアRC2着馬はかなり苦戦しそうです。2017年に2着に入ったステルヴィオは1800mオープンのコスモス賞を勝っており、連対率も100%でした。このくらいの成績を残していない限りサウジアラビアRCで負けて直行の場合は買えないと見ます。
タイセイカレントは新馬勝ちのみの実績なので、いらない馬と見ます。
デイリー杯2歳Sのステップ
今年は勝ち馬が出ていません。
2着馬のドラゴンブーストも未勝利戦しか勝っていないため厳しいと見ます。
まず、このレースは2014年から間隔が変わっています。朝日杯FSが中山から阪神になり、間隔が中9週から中4週になりました。これにより2013年より前のデータは参考程度と見ています。
2014年以降のデイリー杯2歳S2着馬の馬柱を並べてみました。
ドラゴンブーストは新馬戦7着に負けているのがかなりマイナスです。2016年のボンセルヴィーソが新馬戦は8着でしたが朝日杯FSは3着だったので、ドラゴンブーストはきても3着までと見ます。
新潟2歳Sのステップ
直行は厳しいローテと思われます。過去5頭が直行して(1.0.0.4)でした。
2006年 ゴールドアグリ8着←京王杯2歳S4着←新潟2歳S1着←新馬戦1600m1着
2005年ショウナンタキオン4着←新潟2歳S1着←新馬戦1400m1着
2004年 マイネルレコルト1着←京王杯2歳S5着←新潟2歳S1着←ダリア賞(OP)1着←新馬戦1200m1着
2003年ダイワバンディット11着←新潟2歳S1着←ダリア賞(OP)1着←新馬戦1200m1着
以上から見てもセイウンワンダータイプになる確率は低めといわざる得ないと思います。トータルクラリティは抑えまでと考えます。
2024年朝日杯FSの予想
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◎ 4 ミュージアムマイル
〇 8 アルテヴェローチェ
▲10 トータルクラリティ
△14 テイクイットオール
総括
今年はレベルが低めと見ます。ホープフルSが設立されてから、朝日杯FSはレベルが低い年が多くなっている気がします。
勝つのはミュージアムマイルかアルテヴェローチェとみており、抑えとしてトータルクラリティになります。
あとは確率は低めですが、大穴の2着候補としてテイクイットオールを上げさせていただきました。
1600m勝ち、1カ月以内の間隔をプラス材料として前走6着を目をつぶりました。
3着馬のローテ
データを見る限りほぼ前走連対馬になります。
1600m以上の勝ちがあるか、オープン以上の連対経験馬が有力です。
今回でいうと、ミュージアムマイル、アルテヴェローチェ、ドラゴンブーストあたりでしょうか。
最後に、この予想をお読みいただいた皆様へ、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。競馬予想を通じて、私たちは競馬の魅力を共有し、一緒に競走馬たちの活躍を楽しむことができます。読んでくださる皆様が、素晴らしい競馬の瞬間を迎え、的中馬券を手に入れることを心より願っています。競馬は予測の難しいスポーツですが、その分感動も大きいもの。皆様にとって素晴らしい競馬の日となりますように。誠にありがとうございました。
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